ロンドン旅日記17. Dinner and the Archers
ジプシー・ヒルの家に辿り着く。10㎞も歩いたろうか。足にトラブルのあるDと私には、本当に辿り着くという感じだった。ToshとDはすぐに裏庭へ。私は早速、マメの処理。
M: I have to kill my blisters.
D: Is it because of your shoes?
M: No. Because of the distance. Walked too long!!
これは予想していたことだから、沢山バンドエイドを持ってきた。ハサミを忘れたから、Mattさんには悪いけれど、キッチンばさみを使った。思い切って潰したら随分楽になった。
GreenwichのM&Sで私たちはベーコンを買った。ポークで薄切りはそんなものだけしか売っていなかった。今夜はそれに野菜を沢山茹でて副える。まず小さな新ジャガから。
M: We should put those into cold water.
言うと
D: No, No. Into boiled water.
こんな意見の違いはしょっちゅうだから、Toshは何も言わないでグラスを傾けている。新ジャガイモだから、熱湯にいれてもいいか…と私が折れる。次はインゲン。お湯を替えようとしたら、Dがそのまま使えと言う。まあいいか、いちいち替えるのは日本人的かもしれない。同じお湯でタケノコ形のキャベツも茹でる。Dがかじって、甘い!と言う。
キッチンの熱源はガス。下段に巨大なオーブンがつき、バーナーは5つもある。これなら、どんな料理でもできそうだ。巨大なターキーだって入れられる。そろそろDのソースも出来上がり、ワンプレートずつソファに運ぶ。ToshはGreenwichのM&Sで、ラザニアも買った。それもレンジで温める。レンジの使い方にも慣れてきた。ケーブルテレビも、首尾よくつけられるようになった。
Dがラジオを下げてくる。ちょうど7時。
D: Listen!!
すると、耳に馴染んだ音楽が流れてきた。BBC4のドラマThe Archersのオープニングソングだ。昨日だったか、何かの拍子にアーチャーズを毎日聞いているのだとDに言った。それを覚えていたのだ。Dはにんまりとしている。
M: Do you listen to this too?
D: Not before. Lately, when I have time. I used to listen to….. When John Archer was dead, I was listening with tears in my eyes.
アーチャーズは60年も続いているBBC4のsoap operaで、メロドラマとも言えない。イギリスの田園地帯が舞台で幾つかの家族の日常が、リアルタイムと同時進行している。会話を聞き取るのが面白くて、聞き始めてもう数年になる。最初のころは、誰が誰の子どもで、誰と誰が兄弟かなど、とても複雑で分かりにくかった。相関関係を自分で図にしてから、理解度が進んだと言える。
その中にDavidとRuthという夫婦がいる。Ruthは夫を呼ぶとき、最初の母音をエイと言わず、イーと発音する。だから「ディーヴィッド」と聞こえる。この発音を、Dにしてみたいとかねがね思っていた。
M: Thanks Deevid!
と言うとDは大笑いした。私は、彼女独特の発音と理解していたのだ。
D: She’s from Newcastle. Geordie.
ニューカッスル地方の方言、ジョーディーなのだそうだ。Dは方言で一文を言ったが、まるでRuthだった。「My son マイサンがミースンに近く、Mondayがムンディに近くなる。
ドラマはちょうど、トムがカースティーと結婚を当日、直前で破棄したところだった。ラジオから、彼がカナダに向かう飛行機にいることを知る。結婚を破棄した理由を巡って、dinner timeは盛り上がった。
10時近いのに外はまだ薄明るい。緯度の高い国。私たちは今、ロンドンにいる。
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M: I have to kill my blisters.
D: Is it because of your shoes?
M: No. Because of the distance. Walked too long!!
これは予想していたことだから、沢山バンドエイドを持ってきた。ハサミを忘れたから、Mattさんには悪いけれど、キッチンばさみを使った。思い切って潰したら随分楽になった。
GreenwichのM&Sで私たちはベーコンを買った。ポークで薄切りはそんなものだけしか売っていなかった。今夜はそれに野菜を沢山茹でて副える。まず小さな新ジャガから。
M: We should put those into cold water.
言うと
D: No, No. Into boiled water.
こんな意見の違いはしょっちゅうだから、Toshは何も言わないでグラスを傾けている。新ジャガイモだから、熱湯にいれてもいいか…と私が折れる。次はインゲン。お湯を替えようとしたら、Dがそのまま使えと言う。まあいいか、いちいち替えるのは日本人的かもしれない。同じお湯でタケノコ形のキャベツも茹でる。Dがかじって、甘い!と言う。
キッチンの熱源はガス。下段に巨大なオーブンがつき、バーナーは5つもある。これなら、どんな料理でもできそうだ。巨大なターキーだって入れられる。そろそろDのソースも出来上がり、ワンプレートずつソファに運ぶ。ToshはGreenwichのM&Sで、ラザニアも買った。それもレンジで温める。レンジの使い方にも慣れてきた。ケーブルテレビも、首尾よくつけられるようになった。
Dがラジオを下げてくる。ちょうど7時。
D: Listen!!
すると、耳に馴染んだ音楽が流れてきた。BBC4のドラマThe Archersのオープニングソングだ。昨日だったか、何かの拍子にアーチャーズを毎日聞いているのだとDに言った。それを覚えていたのだ。Dはにんまりとしている。
M: Do you listen to this too?
D: Not before. Lately, when I have time. I used to listen to….. When John Archer was dead, I was listening with tears in my eyes.
アーチャーズは60年も続いているBBC4のsoap operaで、メロドラマとも言えない。イギリスの田園地帯が舞台で幾つかの家族の日常が、リアルタイムと同時進行している。会話を聞き取るのが面白くて、聞き始めてもう数年になる。最初のころは、誰が誰の子どもで、誰と誰が兄弟かなど、とても複雑で分かりにくかった。相関関係を自分で図にしてから、理解度が進んだと言える。
その中にDavidとRuthという夫婦がいる。Ruthは夫を呼ぶとき、最初の母音をエイと言わず、イーと発音する。だから「ディーヴィッド」と聞こえる。この発音を、Dにしてみたいとかねがね思っていた。
M: Thanks Deevid!
と言うとDは大笑いした。私は、彼女独特の発音と理解していたのだ。
D: She’s from Newcastle. Geordie.
ニューカッスル地方の方言、ジョーディーなのだそうだ。Dは方言で一文を言ったが、まるでRuthだった。「My son マイサンがミースンに近く、Mondayがムンディに近くなる。
ドラマはちょうど、トムがカースティーと結婚を当日、直前で破棄したところだった。ラジオから、彼がカナダに向かう飛行機にいることを知る。結婚を破棄した理由を巡って、dinner timeは盛り上がった。
10時近いのに外はまだ薄明るい。緯度の高い国。私たちは今、ロンドンにいる。
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by zazamamahome
| 2014-06-20 11:38
| ロンドン旅日記