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ロンドン旅日記35. Seeing is Believing!

e0220755_14185134.jpg またDにすっかり世話になってしまった。フランスの時もNZワナカの時も、実に綿密なスケジュールが用意されていた。今回は、綿密というより、もっとカジュアルなスケジュールだったと感じる。それは、彼がイギリス生まれ、イギリス育ちで、若いころをロンドンで過ごしたことに由来するかもしれない。熟知している土地であれば、急にどう変えても対応ができるのだ。
 日本にかえってこんなメイルを送った。
Hi D!!
I watched the drama SHERLOCK this morning!
And the address was 221B.
I think the one you first show us was the right place.... but I'm not sure.
And I saw Big Eye or Shard etc. in the drama!!
Thanks Deevid!!
It's unbelievable now, but we were really there in London!!
But (you said there are lots of BUTs) I wonder did you really enjoy those days?
You had to walk a lot with the injury or take us to the places you'd already known.....
Michiko
 私たちは知らないところばかりで、十分に楽しんだけれど、Dにとってはどうだったろう。しばしば、「この通りの奥のビルで働いていた」「ここに子どもたちを連れてきた」と懐かしそうに話してはいたが…。

Dの返事
Hi Ruth
It was a pleasure for me to be able to show you London. Mean that.
Deevid.
Deevid、RuthというのはBBCのドラマThe Archersの登場人物。Ruthのニューカッスル訛りが、笑いの種になっていた。ちょっとほっとしたが、それにしても時々Why?と思う。プランを練り、チケットを予約し、ステイ先を探す。自分だけのためにだって結構厄介なのに、厭わずにやってくれる。慣れっこになってきて、つい忘れがちだが…。十分感謝を伝えられただろうか。e0220755_14192820.jpg

 Seeing is Believing.と人は言う。BSチャンネルで毎日のように、世界を旅する番組を見ていても、実際にその地を訪ねるのとは雲泥の差がある。今回イギリスを、ロンドンを訪ねて、それを強く感じた。ロンドンは、思っていたよりはるかにダイナミックな活力ある都市であった。何百年を経てきた建物と、シャードやガーキンのような斬新なビル、トラファルガーのネルソン像と青いニワトリ、外見はヴィクトリア調でも中はモダンな住居群、狭く曲がりくねった道路を行くダブルデッカーバスの行列……正にSeeing is Believing!である。

 友と会い語らい、その友と行ったことのない地を訪れ、食べたことのないものを食べる。そんな旅の楽しさを味わわせてくれるDに感謝、そして厄介な私をtake careしてくれるToshに感謝。


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# by zazamamahome | 2014-06-27 14:21 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記34. to Heathrow

e0220755_12483124.jpg London Victoriaの駅も、そこから乗ったTubeもがら空きだった。DはHeathrowまでは来ないで、途中から引き返し、Paddington初の電車でManchesterに向かうことになっていた。でもいつまでもついてくる。それは私が不安がったからだ。到着した日、ターミナルからTubeの駅までがとても遠く感じられたし、途中で路線を乗り換えねばならないことも、Toshと二人だけではちょっと不安だった。路線図を見ればeasyなのに、見てもいなかった。London Victoriaから緑色の路線を西に行き、Earl’s CourtからActon Townまでの間で紺色の路線に乗り換えさえすればいいのだ。緑はそこから各駅停車になるから、Earl's Courtで乗り換えた方が、速い……と、今ならスラスラ言えるのに…。
 Tubeの次の路線に乗り換えても、まだDはついてきてくれた。D自身が乗るPaddingtonからの列車までには、まだ十分間があるからと。
 Tubeの駅はHeathrowのターミナルによって3か所ある。ターミナル1,2,3はどちらの電車でも行けるが、ターミナル4へは途中から円を描いて再び戻ってくる電車に乗らなければならないし(この円の途中にターミナル4はある)、ターミナル5はその円より更に遠いので、戻ってくるラウンドラインでは行くことができない。Fin Airはターミナル3なのでどちらでも良いが、ラウンドラインだとターミナル4で長く停車しているので、ターミナル5行の方が早く着けるかもしれない。構造さえ理解すれば、これもさほど難しいことではないと分かった。Toshと、二人だけでもHeathrowから市内へは行けると、笑った。バスの路線は毛頭分からないけれど…。
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 TubeはHeathrowに着く。ヘルシンキから着いた日、Tubeへの道は長く暗い感じだった。が、近代的で明るい。動く歩道(Dはescalatorに因んでtravelatorと呼ぶ)が続く。サインに従って行くと、難なくターミナル3に着いた。ジプシー・ヒルからタクシーにしようか迷ったが、迷う程のことでもなかった。これで50ポンドほどの倹約をしたことになる。
 DがTravel Cardはあと1日分あるから、誰かにあげたいと言うので、私のカードを渡す。Toshのカードはトラブル続きだったので、記念にとっておくことにして…。後日談を聞かせてくれるという。
D: Well…
 いよいよその時が来た。DはPaddingtonに行かなければならない。シャルルドゴールで別れるとき、私は泣いた。でもそれからは泣かない。Dとはチャットもできるし、スカイプもできる。いつも、遠くにいる感じはない。だから、泣かない。
 DがToshと握手をする。そして私とハグ。「Thanks for everything!」Dの耳に言う。そして、彼は去った。片手を上げて、背中を丸めて…。


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# by zazamamahome | 2014-06-23 15:06 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記33. rainy morning

e0220755_11312262.jpg5月26日(月曜)
 起きると、今朝もシトシト雨が降っている。雨のBank Holiday。列車のダイヤも平日とは違う。その代わり、通勤客もいないから空いているだろうと、夕べDが言った。Gipsy Hill からのTime Table も調べて、5:59の電車に乗ることにしてある。こんな時、3人が同じペースで粛々と事を運ぶので、ストレスがない。ベッドルーム、台所、リビングとチェック。ごみも全て片づけて、完璧。リビングの机の上に、just in caseと持ってきた日本的な柄のフキンをThank You Noteと一緒に置いた。昨日、Dの指導の下、書いたものだ。確か「Thank you for letting us stay at your lovely house. 」に始まり、「If you’re in Japan, please don’t hesitate to contact us!」というような終わり方だったように思う。そして、メイルアドレスをつけ加えておいた。
 ドアの鍵は、部屋に置いておく。Mattさんがそのうちに取りにくるそうだ。土曜日の夕方、会いに来るとD宛にメイルがあったようだが、土曜日にここに帰ったのは7時過ぎ。Dがメイルに気づいたのは帰宅してからだった。行き違いになったのかもしれない。会ってみたかったけれど、This is life!5泊もしたのに、あっという間だった。ありがとう、Baird GardenのMattさんの家!
 傘をさしてGipsy Hill の駅への坂道を上る。今日はDも大きなバックパックを背負っているし、Toshもスーツケースの他にボストンバッグも持っているから、私も頑張らねば。Gipsy Hill の駅はひっそりしている。床のマットを見てDが言った。
D: Look! Alight!!
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 Cotswolsに行く電車でのことだ。アナウンスで「……when boarding and alighting」と言った。
M: What does “alighting” mean?
 とDに尋ねると、getting offの意味だと言った。そして
D: This is the real lesson. Nobody knows ‘alight’ around you!!
 と付け加えた。母語が英語でも、国によってこうも違う。Dはサッカーとは言わずフットボールと言い、watch outと言わずmind yourと言い、トメィトと言わずトゥマートと言い、ワットと言わずウォットと言う。私の発音が少しでもアメリカンだと、すかさず突っ込みが来る。おかげで私の英語も、ちょっと上品になってきたとDは思っている。


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# by zazamamahome | 2014-06-23 11:34 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記32. Three of US

e0220755_22193574.jpg まだ陽が高いうちにGipsy Hillに帰ったのは、明日の帰国便が早いからだ。Heathrow を10時20分。8時頃までには空港に着きたい。
 Southern serviceの電車を降りて細い坂道を下る。日曜には駅員もいない。右手には二、三軒の商店と、Colby Armsという赤いドアのパブがある。一軒おいて黒地に白くeastern cuisineと書かれたレストランからは、いつもカレーの香ばしい香りがしていた。その隣はガレージで、家並が切れた所の交差点を右に曲がる。バスの通る道を下り、ランドアバウトを横切ると、Mattさんの家はもうすぐそこだ。駅からの道にも馴れた。
まず、借りたMattさんの家を、元通りに掃除する。掃除機が見つからず、Toshが裏庭から箒をもってきた。バスルームにはクリーンpaperがあったので、大方それで掃除する。一番使ったのがキッチン。シンクの下に掃除道具が入っていて、これで掃除。元よりきれいになったかもしれない。Dが高価な石かもしれないといっていたキッチンカウンターは合成樹脂らしい。一安心。3人が協力して、あっという間に掃除が済んだ。こういうことに対して、感性が同じなのが嬉しい。何もそこまで…というほど、徹底してやる。ごみもDがきちんと分別して裏の大きなバケツに捨てた。
それから、荷物のパックも済ませた。お土産の軽いものは手荷物にして、機内に持ち込むことにした。何度かの旅で、こういうことにも慣れてきた。シンプルに、ナチュラルに、それが基本。e0220755_22202488.jpg

裏庭でブレイク。彼らはワイン、私はジンジャーヨーグルト。妙な組み合わせだが、美味。そして語り合う。Dには仕事が入った。クライストチャーチで働いていた語学学校KaplanのManchester校で3週間ほど働いてほしいと要請があったらしい。だから明日、Paddington駅から11時頃北に向けて出発だ。ハリファックスという町で留守の家の管理人をしながら、マンチェスターに通う。通勤は電車で1時間ほどとか。その町には古くからの友人もいると聞くので、私たちも何だかほっとする。Dは頑固で人見知りだけれど、とても寂しがりやだから。
 残り物で夕食をとり、ソファで歓談。
D: Are you coming to Al’s wedding.
 来年1月5日Dの娘の結婚式がある。Toshと私は、招待されている。後にも先にも、異文化の結婚式に招待されるチャンスは又とないだろう。しかも、花嫁の父の友人として…。Flightを取ろうとずっとトライしてきている。だが、年末年始。しかも夏のNZへとあって、かなり高い。それはまあ、何とか解決するとしても、Dにとって一世一代の大イベント。私たちが行くことで、彼が気を掛けねばならないことがより増えはしないか。娘の結婚式に、没頭する妨げになりはしないか。加えて、こちら側の事情として、正月ということがある。毎年、二人の息子とその家族と総勢10人で祝う。息子たちに話せば、こちらは了解が得られるだろうが。
M: We're trying to, but D, as you know, the New Year day is like your Christmas. I cannot say I’m sure to come, but I’ll keep trying to do so.
D: I understand…….
 もしかしたら、Dも超多忙な時に私たちに気を掛ける余裕があるか危惧したのかもしれない。行けば、Dは両方ともperfectにしようとするに違いない。フランスの旅のように、NZワナカを訪れた時のように、そしてこのロンドンへの旅のように…。でも、2つ同時はtoo muchだ‼
 
 それからも3人でとりとめもない話をし、それからあくびをし、そして年寄りは早く寝ようとそれぞれのベッドルームへ。Dと初めて出会って10年。どんなにまだまだ若いと頑張っても、皆それだけ年齢を重ねた。


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# by zazamamahome | 2014-06-22 22:21 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記31. Marks & Spencer

e0220755_22112033.jpg レシートによると、Oxford StreetのMarks&Spencerで会計したのは16:23。1時間弱をかけたから、入ったのは3時半頃だろう。お土産の大半はM&Sで、Toshとそう決めていた。今日はtrolley が必要だ。まずEarl Grayのグレーを10パック。それだけで大した嵩だ。それからDにtea cake(ティーケーキ)を探してもらった。青パックに16個入り、値引きされていたので6パック買う。キャンディー類を6袋。どんどん嵩高になっていくので、Dが呆れたように笑っている。
D: Eleven packs of tea!?
M: Always we ran out of the gifts to our friends or relatives. So decide to get as many as possible.
 いつもお土産が足りなくなる。自分たちに何も残らなかったりして、もっと買えばよかったと思う。だから、今回は安いものながら、沢山買うことに決めていた。
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D: White Tea. Penny and Al like the tea.
 Dがそう言うのでこの可愛らしいパッケージのお茶も、10箱ほど放り込む。数えるのも面倒だし、第一気にならないほど安い。Dの勧めてくれたマスタード3缶、リーペリンのウスターソースとホールのナツメグ、これは自分のために。加えて今夜と明日の食材を買い、それでも70ポンド程だった。このために用意した買い物バッグと、Toshのバックパックとに詰める。嵩はあっても軽い。賢い買い物だと、自画自賛‼


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# by zazamamahome | 2014-06-22 22:13 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記30. British Museum

e0220755_2037427.jpg Bloomsbury Wayを東に歩く。そしてDの記憶通りに左に曲がると、Museum Street、その先に大英博物館が見えた。ギリシャ風の柱の並んだ、大きな建物だ。18世紀半ばの開館。収蔵品800万点。多くは収集家の寄贈による。よくイギリス人であるDをからかう。
M: All those are the things stolen from other countries.
 大英帝国時代の泥棒品であると。確かに、今ではその国から到底持ち出せないものまで収蔵されている。返還運動もあると聞く。ただ、これらを保護し収蔵し研究してきた過程を、必ずしも泥棒呼ばわりで済ませてもならないのだと、思う。
 入館は無料。イギリスの税制度は、羨ましい点が多い。子育てに関するものは無税、本も無税、贅沢品以外の食品も無税。博物館等は無料で入れる。とても半日で見切れるものではないが、ともあれ入館。エジプト関係から部屋を巡る。私が、
M: Are those real? I think almost of all are replica.
と言うと、Dは私を隅に立っている学芸員の前に連れて行った。
D: She says these are not real. Are these real?
彼は胸を張って、ほとんど全部が本物だと言った。日本では考えられない。大したものでなくても、ガラスのケースに入っていたりする。それがほとんど無防備な状態で、目の前に陳列されているのだ。この千年の単位で古い歴史的な品が、故意に壊されることを恐れないのだろうか…。
 さすがに、Toshの見たいと言っていたロゼッタ・ストーンは、ガラスのケースの中だった。人だかりであまり見えなかったが、思っていたのとは違う。ストーン全体に、びっしり文字が刻まれている。18世紀から19世紀、これを解読しようと日々格闘した人々を思うと、頭が下がる。解けた時の喜びはいかばかりだったろう!
 大英博物館、ほんの数部屋を見るのにこれだけの時間がかかるのだから、全体なんて到底見られない。見た所で、何ら意味をなさないかもしれない。私には、豚に真珠といったところか。
 売店には、お土産物がいっぱい。「記念に何か買えば…」とToshに勧める。勿論純正品だから、結構な価格だ。それに、余り面白くもない。「記念にか…」と言いながら、Toshはロゼッタストーンをコピーしたキーホルダーを買った。
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 建物の外に出る。前庭は観光客でいっぱい。芝生を囲むコンクリートにも、沢山の人が憩っている。3人、できるだけ遠くに陣取った。いい天気。Dはコンクリートに横になる。のどかなロンドンの旅のクライマックスだ。一軒だけ許可されているのか、コーヒーなどを売るスタンドがある。家族連れがやってきたり、賑やかな女性グループがたむろしたり。そんな光景を言葉少なく、ぼんやりと眺める。
M: We’ve not asked anyone to take our photo. Three of us!
D: Then ask someone.
 カップルがやってきたので、頼んだ。若い男性が結構時間をかけて撮ってくれる。
D: They’re Canadian.
 何を根拠にDはこういうことを言うのだろう。彼らの英語アクセント? 外見で見分けるのは大変だろうから、会話でも盗み聞きしていた? いたずら好きのDだから。


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# by zazamamahome | 2014-06-22 20:39 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記29. Liberty

e0220755_1644164.jpg 観光客と走り終えたランナーと応援の家族や友人とがごちゃまぜになりながら、グリーンパークの方へ移動した。ロンドンには中心部に大きな公園が幾つもある。大都会でありながらほっとするのは、こうした緑が身近にあるからだろう。
 公園を出て、カフェに入る。入るというより、テラス席をとって、DとToshが中にコーヒーを買いに行った。Toshのカプチーノを少しもらう。美味しい! 交差点に面した賑やか過ぎるテラス席だったが、ゆったりと自分を取り戻せる時間だった。
 リッツ・ロンドンの前を通る。ガラスの向こうに、スーツ姿の男性が何か飲んでいた。
D: Let’s go in!
 ピカデリー・サーカスまで行かずに、高級ブティックの並ぶボンドストリートを歩く。売りに出されている店もあって、悲喜こもごも。車の通れない部分に、ベンチに腰掛けたチャーチルとルーズベルトの像があった。人通りが少ないので、間に座った私をTが写真撮影。ちょっと恥ずかしい。二人の間は狭いので、お尻の大きな人は座れないかもしれない。
 Regent Streetに出る。DがLibertyを探している。ちょっと入った所で、連絡橋のようなものがあると記憶しているらしい。リージェント・ストリートを右に折れ、Great Marlbrough Streetに入った所に、Libertyはあった。思ったより古い建物で、思ったより小さい。入り口で記念撮影してもらう。憧れのリバティ。洋裁が趣味だから。
 中は、撮影禁止といった雰囲気。木製のリフト、木製の階段、全てが木製だ。中央に広い吹き抜け部分があって、それがずっと上階まで続いている。売り場は、その吹き抜けの周りに、回廊のように配置されていた。
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 伝統を頑ななまでに固持しているのが目に見えるようだ。それもそのはず、19世紀末のテューダー・リバイバル様式の建築物として、Grade Ⅱ Listed Buildeing(第2種指定建造物)となっている。これは、特別な、或は歴史的価値のある建築物ということらしい。外観だけでなく、内装も、その様式を固持することでLibertyは長い時を過ごしてきた。そんな頑固さはいっとき受け入れられないことがあっても、息の長いものになる。逆風が吹いても、自らを貫く「こだわり」が、私は好きだ。
 布地売り場に行く。迷う。それにどれも1mが24ポンドと高価だ。Libertyを訪れた証にと、それぞれ異なる模様のハンカチを3枚買う。小袋を入れるよう頼むと、快く引き受けてくれた。キャシュアーの彼女、ちょっとオタカクとまっている感じはしたが…。簡単には、ここで働けないのかもしれない。


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# by zazamamahome | 2014-06-22 16:46 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記28. The Mall and Buckingham Palace

e0220755_16391024.jpg セント・ジェームス・パークを左手に、The Mall(ザ・マル)を行く。映画「英国王のスピーチ」で国王ジョージ6世とライオネルが喧嘩別れする場面、あの並木道はここのことだろうか。時代考証がされていたはずだが、とてもよく似ている。
 そのThe Mallをバッキンガム宮殿に向かう。道路はマラソンのために封鎖され、人々は公園内を歩く。宮殿に近づくにつれ、あたりは人々で埋め尽くされ、ロック系の音楽とアナウンスの声がやかましく聞こえてきた。どうやら、ここがゴール地点らしい。人ごみの中を抜けるのに懸命で、バッキンガムを見る余裕はなかった。小さい私は、人の中に埋もれてしまう。
D: Where’s Michiko? Where is she?
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 そう言ってからかうのがDの楽しみだ。ついたニックネームはdwarf, diminutive, midget, elf, munchikin と数々。最近はhobbitと呼ばれる。そういえば金曜の朝、Dが黒いTシャツをリビングに持ってきた。
D: This is new but I only once wore it when I ran out my shirts.
 何のことかと思って開くと、The Hobbitと胸に書かれたTシャツ。大きいのでパジャマにとDが言うので
M: Good for Tosh. Add “I LOVE”.
と言うと
T: I’ll add “I feed” or “I have”!
と切り返された。こんな冗談は日常茶飯事。私もからかわれるのを楽しんでいる。

D: When the flag is there, the Queen is in the palace. So, today, she’s there.
 旗が揚がっている時は、女王陛下は在宅らしい。
T: She must be watching the marathon!


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# by zazamamahome | 2014-06-22 16:41 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記27. on the Westminster Bridge

e0220755_14125124.jpg バスに乗っていると、異例なこととしてドライバーからのアナウンスがあった。市内で何事かがあるので、乗客は、どこそこのバス停で次のバスに乗るように、ということらしい。そのバス停には、既に乗り換え用のバスが待っていた。乗り換えると満員。
D: Something must be going on in the middle of London. Someone famous was killed!!
T: But there’s no helicopter so not bad thing. Event or something??
 中心部に差しかかると、道路はかなり渋滞してきた。
D: Let’s get off at the next. We can go over the bridge. It’s not so far.
 とDが言うので、ウェストミンスター橋の南でバスを下りた。多くが同じように降りる。橋に向かって歩く。
D: Look! There’s no car today!!
T: HOKOSHA TENGOKU!
 広い橋の上は車一台もなく、皆、自由に歩き回っている。正面左手にビッグ・ベンの時計台、右を向くとロンドン・アイ。青空、そして白い雲。何て気持ちのいい朝だろう。
D: You cannot get on the Big Eye. If you want to, you have to get the ticket one year before.
一年も前に予約しなければ乗れない観覧車なんて、他にあるだろうか?
D: And you know, it never stops. Always moving slowly. But you can see all London from the top!
 確かに巨大‼ いちいち止めてなんかいられないだろう。25人乗りのカプセルが32個ついている。一周30分余りで料金は17ポンド。『どうしても』とは思わないけれど、ロンドンを俯瞰できたら、それもいいかもしれない。
 橋の真ん中で記念撮影。
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 橋を渡りきると、何故バスが異様な動きをしたのかが分かった。ハーフマラソンが行われていたのだ。低いフェンスで区切られた部分を、ランナーが大勢走っている。市民マラソンといったところだろうか。フェンスがあるので、道路を横切るのに苦労したが、そこからホワイト・ホールの通りを北へ歩く。霞が関のような場所だ。赤い格子の電話ボックスに入ってみたり、ダウニング街の鉄格子から奥を覗いたり。やがてHorse Guards Paradeの入り口付近に来た。
 馬に乗った衛兵がアーチ形の門の外に居て、我先にと記念撮影をする観光客で殺気立っている。Dがあそこに立てと言うので馬の横に立ったが、中国人に邪魔される。ルールなど彼らにはない。Horse Guardsの中に入って、時にはポロ競技がされるという広場を横切る。ここには王室騎兵隊の本部があるそう。権力者というのは、まったく途方もなく大きな建物や広場を作り、占有するものだ!


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# by zazamamahome | 2014-06-22 14:15 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記26. letter box and clothing bin

e0220755_13125883.jpg 翌朝、ロンドンにきて一番の天気。青空と白い雲と陽ざしが見える。
D: Morning! Are you OK?
T: David, so sorry for last night!
M: We’re not going to divorce.
 昨夜のargumentはひとまず収まった。
D: You have to change my dressing. I bought them at the pharmacy.
M: Oh, all right….
 傷はどうなっているのだろう。粘着包帯を剥ぐのに、勇気が要る。剥いでみると、意外に傷はきれいだった。しかし長い! 2枚目を半分に切って、丁寧に貼った。買ってきたのは防水の粘着包帯で、Dはこれでシャワーに入れると喜んでバスルームに行った。
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 今日は3番のバスで…とバス停に向かう。ポスト、そしてShoes&Textilesと書かれたコレクションボックス。どちらも赤い。私の出会ったポストには王冠とGRのマークがあって、Dはかなり古いものだという。懐かしい日本の赤いポストに似ている。日本の郵便制度はイギリスを習ったものだから、当然だろう。

 Shoes&Textilesという赤い四角の箱にはThanksの下に「Clean Dry Clothes, Curtains, Fabrics and Paired Shoes」と書かれている。清潔な衣類やカーテン、布、靴などを寄付するための箱。NZで見たClothing Binという青い箱と目的は同じで、リユースとチャリティなのだ。私の家の衣類であふれるクローゼットを思い、こんなのが欲しいと溜息。
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# by zazamamahome | 2014-06-22 13:15 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記25. argument

e0220755_1151438.jpg 帰宅したのは7時半過ぎ。夕食を作る。毎日同じようなメニューだが、肉と野菜とロールパン、栄養の3要素はしっかり含まれている。しかも野菜が多い。いつものことだが、日本食が恋しいとは、少しも思わない。
 Dは料理好きだから、一緒に作る。彼はワイン片手、私は水。少しでもアルコールを飲めたら、もっと楽しいだろうに…。でも、シラフの人が一人くらいいることも大切! Toshは写真を撮ったり、つまみ食いしたり。
 ソファでワンプレートずつを膝にのせて食べる。明日は、フルで使える最後の日。
D: Where do you want to go?
M: If possible, Liberty. I thought I don’t mind if I could not go there, but if possible, I want to see what kind of place the Liberty is!!
T: British Museum. かな…
D: What about the Sunday Lunch. Have traditional Sunday Lunch around here and get some gifts at a supermarket.
M: Sunday Lunch.
D: We used to have Sunday Lunch after going to church with my family and uncle, aunt.
 どんなものか、ちょっと興味がわいた。この辺りでそれを食べられる場所を、タブレットや地図で探して見ようということになる。買ったばかりの地図を開いた。何と、その地図にはGipsy Hill がない。Heathrowもない。
M: I said the bigger one was much better!
 言葉がきつかったのか、Toshが不機嫌になる。
M: D also chose you the bigger one.
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T: You blame whatever I do, so choose everything by yourself from now on. You’ve been mean to me since we arrived here.
 かなり驚いてしまった。一緒に楽しんでいるとばかり思っていたToshが不満を漏らす。DとToshの間で、Toshの自尊心を傷つけないようにWhat’s going onを説明したり、Dの注意してくれることを伝えたり、かなりの気を使ってきたつもりだった。
D: Ummmmm, I should go to another place…
 Dが雰囲気を察して言う。Toshはかなり眠そうで、酔ってもいた。ベッドルームに行ったが、私は眠れそうもない。再びリビングに戻った。
D: Are you OK!
M: No. We often argue like this. I always have to be blow him. When he bought the map, I said the bigger was the better. I only said my opinion. I left there because I wanted to let him choose. Was I mean to him?
D: I thought so too! You know, it’s me. I was wrong. Because of me. I understand.
 Dが悪かったわけでは、勿論ない。英語を話していると、つい口調が強くなるのだろうか。言えないことも、英語なら言える、ということもある。それで言葉がきつかったのだろうか。全く、ここにきてこんなargumentになるとは、晴天の霹靂‼ それからしばらくDと会話をして、部屋に戻った。せっかくLondonに来たのだもの、せっかく3人で旅しているのだもの、明日はいい一日にしたい!


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# by zazamamahome | 2014-06-22 11:07 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記24. Selfridges&Co

e0220755_9592532.jpg 
 Paddingtonの駅からOxford Circusに向かって歩いた。土曜日の夕方、街はそぞろ歩きの人でいっぱい。ロンドンは本当に活気あふれる所だ。道路は狭く、ダブルデッカーの赤いバスと車がひしめき合い、肌も髪も色の違う人々が様々な言葉で話しながらその間をすりぬけて行く。Toshも私もNew Yorkは知らないが、それよりもっとダイナミックなのではないか。大英帝国が世界のトップであった時代、この国が統治した地域は広大で、そこからの移民はもう何代にもわたって英国民となっているはずだ。インド・パキスタン・香港・オーストラリア・カナダ・南アフリカ……加えてEUがひとつの国になって国境は消えつつある。更に加えて、バルカン諸国の経済発展の遅れから仕事を求めて多くの人がやってくる。実際、初日、ヒースローからの地下鉄の中、向かいの若者の声高に話す言葉がどうしても分からなかった。Dが「国は特定できないが、東ヨーロッパだ」と言っていた。一目でムスリムと分かる衣裳の人も多い。アラブ人の住む町も、歩いて通り過ぎた。
 Dによると、バスは24時間運航路線、あるいは番号の頭にNのつくナイト路線もあり、主要な路線は終日運航されていて、夜遅く飲んで帰る、などということも可能だそうだ。バス乗車は一律2.3ポンド。が多くは1.35ポンドになるオイスターカードを使っている。これは一日4ポンドを超えると、それ以上は払わなくていい。フリーパスは一日4.2ポンド、7日で18.8ポンドだそう。地下鉄の定期券にはバスのフリーパスもついてくるらしい。私たちはDがトラベルカードを買ってあったので、電車・地下鉄・バスが全て含まれる。JRの高い運賃に比べてなんとリーズナブルだろう‼
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 朝、良い地図が買えなかったので、とOxford Street のSelfridges&Coへ。ここはHarrodsと並ぶ大きな百貨店。なるほど、建物も壮観でショーウインドーのディスプレイもアーティスティック!
 土曜の夕方とあって、中は買い物客ていっぱい。地下の本売場に行く。London地図のコーナーがあり、ここで品定め。Dが一番大きな範囲を収めた地図を探し出した。そこには郊外のGipsy Hillも載っている。私もそれがいいと思った。が、Toshは「大きすぎる」と言う。彼が選べばいいだろうと、Dは新刊コーナーへ。私はLittle Missシリーズのスタンドを見つけた。キッズの本だけれど、絵がたまらなく可愛い。ページをめくると何とシンプルで感動的な英語。Little Miss Sunshine, Little Miss Bossy…..スタンドには沢山のLittle Missがあって、迷う。Little Miss ShyとLittle Miss Naughtyを選んだ。
 Toshがレジで地図を買っている。どれを買ったのかは知らない。私も、キャッシュで2冊を買った。鮮やかな黄色に黒のSelfridges&Coのショッピングバッグが印象的。伊勢丹の紙袋といったところか…。
 もう7時近い。毎日のようだが、またM&Sで夕食材料を買う。自動支払機にもすっかり慣れた。


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# by zazamamahome | 2014-06-22 09:57 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記23. to Paddington

e0220755_86411.jpg 朝来た道を駅に歩く。Dがファーマシーを見つけて言った。
D: I have to get the dressings. Can you change it?
M: If I have to……
 Dが替えの包帯類を買っている間に、Toshと私は息子たちにフレグランスを選んだ。Dが若いころ使っていたと指さしたのを…。テスターなんか勿論ないし、この田舎のファーマシーが高いのか安いのかも分からないけれど、これも土産話の一つになるだろう。
 天井の低い薄暗い店を出る。午後の陽ざしがまぶしい。Moreton In Marshの駅で、列車を待った。いつか来たことのあるような懐かしさを感じさせる小さな駅。ブルーの電車は定刻通りにやってきた。Paddington行き、空いていた。
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 切符には21.45ポンドと印字されている。およそ1か月前の4月26日、ヨーロッパをうろついていたDから、こんなメイルが来ていた。
……Also on Saturday 24 May I have organized some train tickets at a good price to take a day trip out of London. It will cost you £22 each. Is this ok?? I thought you may like a taste of the English countryside! The price is usually £97 each so it is a bargain!!……
 
 Dがジュネーブでオンライン予約して、実現したワンデイトリップだった。こんなに安く、しかも行く先は秘密で!
 Oxfordを過ぎて、列車が速度を増す。両側の牧場には羊がちらほら。傾き始めた陽ざしに、緑が光る。通路の向こう側の老夫婦はウトウト。ToshもDもウトウト。私も、だんだんウトウト。


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# by zazamamahome | 2014-06-22 08:10 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記22. countryside

e0220755_20403559.jpg ランチを終えて外に出る。雨は上がって青空が見える。南東からの雨雲が、ランチタイムの間に追い越していったのだろう。雨上がりの通りに、人々が繰り出してそぞろ歩いている。
 ウィンドウ・ショッピング。間口の小さなトイ・ショップに入った。中は驚くほど広い。広いというより、幅の広い廊下を次々に付け足していった感じ。コーナーコーナーに様々なオモチャが置かれている。ほんのちょっと、とDに告げたのに、ここでは結構な時間を過ごしてしまった。4人のgrandchildrenへのプレゼント選びに手間取ったのだ。Toshと意見が合わない。合わないというより、彼がはっきりとした意志を示さない。結局、ダブルデッカーバスのミニカーを2つ買っただけ。大いなる時間のロス。何故あんな所で貴重な時間を過ごしてしまったのだろう⁇
 メイン通りから裏通りへ。ひっそりと静かだ。売りに出されている家もある。Dによると、このあたりはロンドナーのセカンドハウスとして人気が高く、とても高価だそう。
 草地に向かって歩く。右手に、日本でいう市民農園の一角があった。農地は大規模に農家が保有していて、小さな店を経営しているような人たちが、この畑を利用しているのだそうだ。その先に、金属で出来た小さな回転ゲートがあって、細い散歩道がうねうねと伸びていた。e0220755_20414917.jpg
M: Is this the foot pass?
 イギリスの田舎には、こういったフットパスが網の目のようにあって、自由にどこまでも歩くことができると、読んだことがある。もう十数年も前のことだが、今もそうだろうか? 小川や小さな丘や、牧場の横を抜ける散歩道。コンクリートで固めない文化。伝統を可能な限り守ろうとする努力。さすがピーターラビットの国だなぁと思う。歩き回りたいけれど、時間に制約がある。3時台のパディントン行に乗らねばならない。



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# by zazamamahome | 2014-06-21 20:42 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記21. Martha's Coffee House

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 そろそろおなかもすいたし、雨もやみそうもないので、通りをあちこちして食事の場所を探した。レストランらしきものと、パブらしきものと、ティールームのような店がある。アルコールを飲めるかどうか店種によって異なるらしい。DとToshには、大問題なのだ。どの店も小規模で、人気のありそうな店は満席だった。誰も客のいない店も躊躇する。迷ったあげく「Martha’s Coffee House」を選んだ。
D: No alcohol here.
Dが念を押す。窓際に大きなテーブルが2つ。あとは小テーブルが3つくらい。入っても30人くらいの小さな店だ。女の子がメニューを運んできた。Toshはジンジャービールとエビチリ様のスープにパン、Dはパイとチーズとパン、私はローストビーフサンドイッチと、Dの勧めるWhittard’s White Hot Chocolate。
 途中で女の子が聞きに来た。
Which would you like for the sandwich, mustard or horse radish?
 大勘違いした私は
Both.
 と答えて、Dをあきれさせた。Horse radishは知っているのに、頭は野菜の種類を連想していたのだ。
M: Sorry! Mustard please!
慌てて勘違いだったことを伝える。サンドイッチも白いココアも、冷えた体に美味しかった。3人で24ポンド。一人1500円くらい。ちょっと高めなランチだけれど、奥でちゃんと作っているのが見える。ケーキ類も皆手作りだとDが言った。
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 Toshがタブレットを出す。Dが初心者の私たちに、公共の場でのWifiの使い方を教えてくれるのだ。幾つかの接続の中から最強を選んで、 Dの貰った店のパスワードを入れる。なるほど、こうすれば良かったのだ。ヘルシンキでは結局つながらなかったと、Dに言う。
 窓際の席に30代くらいの女性たちが、5,6人座っていた。
D: Look!
 Dはlookが多い。そちらに視線をやらずに、そう言う。ひとりひとりが、3人前くらいのケーキを食べている。私は見ていなかったが、しかも食後だというのだ。男二人が呆れている。
D: She’s as three times as you!
 トイレは建物の外、裏庭にあった。そこは表通りよりもっとコッツウォルズしていた。壁は積み重ねた石の形そのものの模様を描き、どこにも正確な直線がない。一口にハチミツ色といっても、さまざまなハチミツ色がある。それも同じ一面の壁に。調理場に思わず声をかけた。
M: May I take photos there?
彼女がMarthaだろうか…シェフらしき年配の女性が「Sure!」と言ってほほ笑んだ。


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# by zazamamahome | 2014-06-21 14:00 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記20. Moreton In Marsh

e0220755_13441231.jpg 降り立った駅名はMoreton In Marsh。Marshというのは、Dickensの本で覚えた単語だ。「沼地」というような意味。雨の多い地域なのだろうか。平坦な田園地帯にあるこじんまりした駅だった。その割には降りた人は多い。駅前にタクシーもいた。駅から左に、そして緩やかに右に曲がる。
D: Now we're Cotswols.
T: Oh, really? We’re in Cotwols? That Cotswols?
M: Wow!! Look the houses. Look the walls. The honey color.
 Toshは旅番組が好きで、日本にいると毎日呆れるほど見ている。ただ悪く言うと、のんべんだらりと見ているので、時々再放送であることにも気づかない。だから、Cotswolsを知っていても地理的には知らず、行ける範囲とも考えていなかった。私はというと、旅の前は大方何の予備知識も持たない。持たない方が面白い気がする。アマノジャクだから、名所旧跡に行っても、感動しないことが多い。『旅行ガイドなんて、所詮他人の感想、私は私』とかなり生意気だ。でもいつかToshの見ている番組を、斜に構えて見た時、このコッツウォルズには行ってみたいと思った。ハチミツ色の壁が何とも優しく、建物のサイズも私のようにミニだったから、親近感があったのかもしれない。
 まだシトシト雨は止まない。New Roadとサインのある狭い通りを抜けて大通りに出ると、右側の道路中央に尖塔が見えた。
M: Is that a church?
D: I don’t think so. Community center or something…..
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 村の集会所のような所らしい。ちょうどCraft in Action 2014という展示イベント中だった。傘をたたんで中に入る。中には10ほどの小さなブースが並び、手作りの品々を展示販売していた。木製の玩具・手作りのテディベア・金属細工・デコパージュ…
T: These are cute!!
M: Teddy bear?
D: Why? I used to have it…..until teens.
 Dとテディベア? 想像すると可笑しい。『ブロンドのかわいい男の子だった』と本人はよく言っているが…。
 ここでコッツウォルズを描いた水彩画のカードを買う。5枚組で5ポンド。


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# by zazamamahome | 2014-06-21 13:49 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記19. First Great Western

e0220755_1094585.jpg 駅構内との区切りのこちら側でDとToshは煙草。列車での飲み物が欲しいと、私が言う。
D: Go to the M&S and get me a Pork Meat Pie.Just a small one like this size. 
Dが親指と人差し指で円を作って、大きさを示した。躊躇している私にDが言う。
D: Go, go. It’s easy!
私は構内のM&Sで飲み物とスナックを買わされる羽目になった。飲み物を手に、パイを探す。なかなか見つからない。お菓子でもなく、生ものでもないはずだし…と考えているうちにやっと見つけてレジに持って行った。パイ2個とジュース、トータルで3ポンド44セント。キャッシュで払う。レジ袋は要らないという意味で「I have a bag!」ともキャッシュアーに伝えた。上出来!
 切符は指定席ではない。早めにホームに行く。ターミナル駅は、まるで古い映画のように素敵だ。かまぼこ型の大天井、そしてEの字が連続したようなプラットフォーム。終着駅ならではの光景だ。これからFirst Great Western(ファースト・グレート・ウェスタン)鉄道の特急に乗る。
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 スタスタ先を行くDについていく。車体は濃いブルーに虹色のライン。何輌編成だろう、ずいぶん長い。乗り込んで、空席を探す。一輌の中に、向かい合った4席があったり、進行方向に向いた席と反対側に向いた席とがあったり、座席モニターがついていたりついていなかったり、面白い列車だ。Dの指示で席に着く。Toshと私が並んで座り、通路を挟んでDが反対向きに座った。
出発までの間、空席を探して人々が通路を行き来する。ここでもDは声をかける。
D: There’s only one seat here, if you like.
 何人かが、NoとThanksを意味する片手を上げちょっと抑えるような仕草で通り過ぎ、やがて中年の女性が窓際に座った。ほぼ満席。やがて列車は静かに駅を離れた。スピードを増す。かなり早い。
T: Is this kind of Shinkansen? Goes very fast.
D: Kind of……..This train goes to Oxford.
 オックスフォードとは聞き捨てならない。かの有名な大学のある地。読んだ幾多の本に登場した町。Dはちょっとしか見えないと言ったけれど、本当に何だかわからないまま通り過ぎた。このOxfordで多くの乗客が降りた。そしてそこから、列車のスピードが落ち、いくつかの駅に停車し始めた。両側には、雨に煙る田園風景が広がる。時々Dが笑う。
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D: Look! We’re chasing the rain. Maybe it’s nice in London.
 列車は北西に走る。天気予報によると、雨雲も北西に移動している。だから、我々のいないロンドンは晴れ、かもしれない。でも、どこか知らないその地に行って留まれば、雨は通り過ぎていく計算だ。
T: We don’t mind at all.
 そう、この国の天気はクルクルと変わりやすい。一日の内でも、雨もあれば晴れもある。冗談を言いながら旅をする、これがあれば天気なんてどうでもいい。


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# by zazamamahome | 2014-06-21 10:12 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記18. Paddinton

e0220755_1014448.jpg5月24日(土曜)
 昨晩の天気予報どおり、今朝は雨。それもshowerとは言えない雨がシトシト降っている。今日は趣向を変え、ロンドンから離れる。『数時間の列車の旅で、典型的なイギリスの田舎町を訪れる』Dのヒントはそれだけだった。そのための乗車券も、特急券と一緒にDが持っている。けれど、どこに行くのかは知らない。そして尋ねない。
 例によって、M&Sのアールグレーと、ロールパンに野菜と昨夜のベーコンとブルーチーズを挟んだサンドイッチ。何とリッチ!何とアンヘルシー! 昨夜オンラインで時刻表を見て、Paddington発10時半の特急列車に乗ることになっている。その前の8時台は早すぎるということで…。
 Gipsy HillからLondon Victoriaまで電車で行く。そこからチューブでPaddingtonへ。今日は土曜日。月曜日はイギリスの祝祭日Bank Holidayなのだそうだ。Bank Holidayとは、言葉そのまま「銀行が休みの日」という意味。毎年同じ日ではないが、同じ時期にこの祝祭日はあって、大概は月曜日。5月の終わりはSpring Bank Holidayと呼ばれる。
土曜日からの3連休なので、小型のキャリーやバックパック姿の旅行者が多い。殊にパディントン駅は、ウェールズ南部やコーンウォール等へのターミナルであり、またヒースロー・イクスプレスの発車駅でもある。地下鉄も乗り入れているロンドン西部の拠点駅は、旅行客でごった返していた。何でも、Heathrow Expressは、朝からストライキだとか…。旅にはこんなことも起きうることも心しておかねばならないと、Toshが言った。
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 出発までには間があった。Dは、私たちがLondonの地図が欲しいと言っていたので、外に出ようと言う。小雨がまだ降っていた。駅の出入り口には路上に線が引いてあり、その外側では喫煙がOKらしい。意外なほど多くの人が喫煙している。その先はタクシー乗り場。中東からの女性だろうか、ちょっと小太りのおばちゃんが「to London, to London」と叫んでいる。仲介に入っているらしき、これも小太りのおじちゃんが「This is London. This is London.」と叫んでいて、思わず笑ってしまった。Londonは広い!
 ターミナル駅周辺とあって、あたりにあるのはお土産店ばかり。探しているような地図が見つからない。角を曲がると、大きなバッグを持ったアジア系の若者たちが、地図を広げて声高に言い争っているのに出会った。こんな時、Dは放っておけない。声をかける。地図を見て、通りを指さす。女の子がスマホの画面を私に示し、この名前のホテルだと言っている。訛りのある英語!
M: OK OK. He knows London a lot and you can get to the hotel soon.
偉そうに言っている自分が、自分で可笑しい。彼らはやがて、Dにお礼を言って立ち去った。
M: Are they Korean?
T: They must be Chinese…from Hong Kong.


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# by zazamamahome | 2014-06-21 10:05 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記17. Dinner and the Archers

e0220755_11364690.jpg ジプシー・ヒルの家に辿り着く。10㎞も歩いたろうか。足にトラブルのあるDと私には、本当に辿り着くという感じだった。ToshとDはすぐに裏庭へ。私は早速、マメの処理。
M: I have to kill my blisters.
D: Is it because of your shoes?
M: No. Because of the distance. Walked too long!!
 これは予想していたことだから、沢山バンドエイドを持ってきた。ハサミを忘れたから、Mattさんには悪いけれど、キッチンばさみを使った。思い切って潰したら随分楽になった。
 GreenwichのM&Sで私たちはベーコンを買った。ポークで薄切りはそんなものだけしか売っていなかった。今夜はそれに野菜を沢山茹でて副える。まず小さな新ジャガから。
M: We should put those into cold water.
言うと
D: No, No. Into boiled water.
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こんな意見の違いはしょっちゅうだから、Toshは何も言わないでグラスを傾けている。新ジャガイモだから、熱湯にいれてもいいか…と私が折れる。次はインゲン。お湯を替えようとしたら、Dがそのまま使えと言う。まあいいか、いちいち替えるのは日本人的かもしれない。同じお湯でタケノコ形のキャベツも茹でる。Dがかじって、甘い!と言う。
 キッチンの熱源はガス。下段に巨大なオーブンがつき、バーナーは5つもある。これなら、どんな料理でもできそうだ。巨大なターキーだって入れられる。そろそろDのソースも出来上がり、ワンプレートずつソファに運ぶ。ToshはGreenwichのM&Sで、ラザニアも買った。それもレンジで温める。レンジの使い方にも慣れてきた。ケーブルテレビも、首尾よくつけられるようになった。
 Dがラジオを下げてくる。ちょうど7時。
D: Listen!!
 すると、耳に馴染んだ音楽が流れてきた。BBC4のドラマThe Archersのオープニングソングだ。昨日だったか、何かの拍子にアーチャーズを毎日聞いているのだとDに言った。それを覚えていたのだ。Dはにんまりとしている。
M: Do you listen to this too?
D: Not before. Lately, when I have time. I used to listen to….. When John Archer was dead, I was listening with tears in my eyes.
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 アーチャーズは60年も続いているBBC4のsoap operaで、メロドラマとも言えない。イギリスの田園地帯が舞台で幾つかの家族の日常が、リアルタイムと同時進行している。会話を聞き取るのが面白くて、聞き始めてもう数年になる。最初のころは、誰が誰の子どもで、誰と誰が兄弟かなど、とても複雑で分かりにくかった。相関関係を自分で図にしてから、理解度が進んだと言える。
 その中にDavidとRuthという夫婦がいる。Ruthは夫を呼ぶとき、最初の母音をエイと言わず、イーと発音する。だから「ディーヴィッド」と聞こえる。この発音を、Dにしてみたいとかねがね思っていた。
M: Thanks Deevid!
 と言うとDは大笑いした。私は、彼女独特の発音と理解していたのだ。
D: She’s from Newcastle. Geordie.
 ニューカッスル地方の方言、ジョーディーなのだそうだ。Dは方言で一文を言ったが、まるでRuthだった。「My son マイサンがミースンに近く、Mondayがムンディに近くなる。
 ドラマはちょうど、トムがカースティーと結婚を当日、直前で破棄したところだった。ラジオから、彼がカナダに向かう飛行機にいることを知る。結婚を破棄した理由を巡って、dinner timeは盛り上がった。
 10時近いのに外はまだ薄明るい。緯度の高い国。私たちは今、ロンドンにいる。


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# by zazamamahome | 2014-06-20 11:38 | ロンドン旅日記

ロンドン旅日記16. Greenwich

e0220755_8362188.jpg  地下鉄で東に向かい、カナリー・ワーフ駅に着く。近代的且つ大きな駅。ここで乗り換えるらしい。
D: Do you know the meaning of Canary?
M: The yellow bird?
D: Yes. What is the wharf?
T: Shore. Fisherman’s wharf!
海運業の中心であった土地に、Cityに対抗する一大金融街が出現しつつあるらしい。周辺にガラス張りの無機質なビルが建ち並ぶ。週末の駅は、家路を急ぐスーツ姿の通勤客でいっぱい。とてもロンドンにいるとは思えない。でも、これが新しいロンドンなのだ!
 この駅でDLR(ドックランド・ライト・レールウェイ)に乗る。それも先頭車両の先頭で、前方のレールを見ながら。スピードはさほどないが、ちょっと怖い。列車は高架を走る。ゆりかもめ、或は千葉のモノレールのようだ。しかも無人運転。いったいこの国は、いつの間にこんな進化を遂げたのだろう。もっともっと保守的な国だと思っていた。降りたのはCutty Sark(カティ・サーク)という駅。
D: So, this is Greenwhich.
T: Is this that the Greenwhich?
D: Yes, IT IS!
 グリニッジ!世界の時間の元になっている経度0度の場所。天文気象の好きなToshにとっては興味深い場所だろう。ここは、ユネスコの世界遺産にもなっている王室の特別区らしい。ロンドンの中心部から20㎞、テムズの南東河畔に位置する。駅の周りはちょっとした商店街。そこを抜けて河畔の公園に向かう。
 公園の中心に展示されていたのは、帆船Cutty Sark.  帆船の絵のある黄色いウィスキーラベルを思い出す。標識を読む。カティ・サークは、中国から如何に速く紅茶を運ぶかを競った「ティー・クリッパー」と呼ばれる船の1隻であったらしい。スエズ運河が建設されるまでは、年の単位をかけて紅茶を運んだようだが、これらの帆船は年内に運ぶことを目指し、百数日かけて…が最短となった。ところがスエズ運河は無風で次第に帆船の需要がなくなり、その使命を失ったという。さほど大きくはないが、美しい船だ。船を英語の代名詞はSheと言うが、分かるような気がする。展示の建物内に入ると、その船底まで見ることができた。
 左側に美しい芝生の続く道を、公園に向かって歩いた。左側にあるのは、ホテル・海洋博物館だとDが言った。程なく、公園の入り口に着く。そこからは緩やかな傾斜になっていた。実はこの日、長い長いLondon Hanging Aroundで、両足の小指にできたマメが限界にきていた。靴を脱いで裸足で歩く。ずっと楽だ。Dも時々、うなり声をあげる。これだけ歩くと、たぶん傷が痛むのだろう。縫ってから、まだ3日目!
 先で坂はちょっと急になり、上り詰めた所に天文台はあった。正確にはRoyal Greenwich Observatory。17世紀に建造されている。18世紀イギリス船の船員たちはこの北緯51° 28' 38"、経度0º 0' 0"の地点を起点として時間の計測を始め、19世紀の終わり国際会議によってグリニッジ平均時(GMT)が採択されたそうだ。イギリスのグリニッジは中学校の教科書に載っていて、その場所を想像したことを思い出す。こんな平穏な場所だとは‼
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 たくさんの見学者がいる。天文台は現在は博物館になっていて、入場料を払えば子午線を示すモニュメントの前に立てるらしい。
 「ご覧になりませんか?」日本語が聞こえた。博物館の入り口に、イギリス人の男性と小柄な日本女性が立っている。しばらく、談笑した。彼女はロンドンでツアーガイドもしているらしい。Dの日本語が話題になった時、彼女は
D: I can teach you. I am a qualified Japanese teacher.
と言った。
M: Really? Me too!!
 私らしくないと思いながら、つい言ってしまった。何だかずっと、この女性、感じが良くないなと思っていたからだ。自分をgreatに見せようと躍起になっている感じだった。
 そして私たちは、彼女の誘いには乗らなかった。博物館には入らずに、天文台の裏に回る。Dが言った。
D: She’s not good!!
 人間、感ずるものは同じ!と思って嬉しかった。人気の少ない裏庭の石のベンチで3人、しばし休む。
D: We don’t need to be there!! The prime meridian comes there and goes to France.
T: Exactly! And to Africa!!
 子午線は点ではないから、あのモニュメントからこの裏手に伸びてフランスへと続き、その先もアフリカに伸びているはずだ。パリの東か西か、イタリアは通るか等々、他愛もない話をして過ごした。
 天文台の丘からテムズ川を見下ろす。Cityにあるツクシの先みたいなビルThe Gherkinも見える。これは「小さいキュウリ」を指すニックネームだそうだ。私の目には醜い。Shardの方がましだ。
 再び丘を下りて歩く。Dはちょっとパブで休みたそうだった。ToshはM&Sでビールと食品を買って帰るからいい、と言う。それでM&Sへ。彼らはすぐに飲みたくて冷えた缶ビールを買い、私はアイスクリームを買った。テムズとカティ・サークを眺めながら、夕方の公園でしばしの休憩。今夜は、Dがソースを作るそうだ。


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# by zazamamahome | 2014-06-20 08:37 | ロンドン旅日記
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EnglishmanD・夫Tosh・私 3人の海外珍道中・そして日々の想い


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